スペイン バスク地方 レイレ山脈の山ふところ、標高750mにロマネスク様式の修道院は建っている。12月の末、友人達とイエサ(Yesa)のダム湖を見下ろす門前に立つと突然の霰に見舞われた。
 
ナヴァラ王国の信仰の中心としてサン・サルバドル・デ・レイレ大修道院は1057年に献堂された。有名なクリプト(地下祭室)は他では見たことのない空間、ところどころ二重になっているボールトを支える大きな柱頭はそれぞれにデザインが違い、その下の短い細い柱は長さがまちまちである。もっとずっと背の高い空間が洪水で埋まったような印象を持った。

©Seki Kenichi

1 正面

 

2 タンパン

 

3 内陣

 

 

4 地下祭室

 

5 地下祭室

 

6 地下祭室

 

7 地下祭室

  index