Vol.1

 フランス ポワトゥー地方ヴィエンヌ県の人口1000人程の街サン・サヴァン・シュル・ガルタンプにロマネスク絵画で名高い修道院附属教会がある

 5c中頃ガルタンプ川の堤でで殉教したマケドニア出身のサバンとシプリャンの兄弟は3本の糸杉山に埋葬された。9世紀始めにその近くに最初の修道院がベネディクト会によって建てられた。878年のノルマン人の略奪で途絶えていたが11cになり再建され、同時にフレスコ画も描れたと考えられている。教会堂は長さ 76m、トランセプト(交差部)の幅31m、塔の高さは77mある。

 サンサバン修道院付属教会は身廊と側廊の天井の高さが同じ広間式又は等高式といわれる タイプで、ロマネスクとしては非常に明るい印象を受ける。明快でシンプルな空間を感じる。   

©Seki Kenichi

1-1 尖塔は14世紀に建てられた

 

1-2 高さは77m

 

1-3

 

1-4 身廊は天井まで届く柱で支えられている

 

1-5 装飾や絵画のある柱

 

1-6 太い柱は1本1本違う彩色が施されている

 

1-7 身廊見上げ

 

1-8 側廊

 

1-9 後陣

 

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