10 Oct 2004      ©Seki Kenichi    Index

 種なしの輸入葡萄を見つけたのでまた葡萄でクラフティをつくることにしました。 ガルバンゾーの粉とカルダモンを使い中東のイメージを演出します。昔、アフガニスタンの首都カーブルの美術館で撮影の助手をしていた時、いつも紅茶がカルダモンの香りがしていたのを思い出しました

カルダモン
Autumn Royal Seedless

材料は以下の通りです
ぶどう
(Autumn Royal Seedless)
355g
チャナベサン 40g
全卵   2個(中身97g)
きび砂糖 65g
生クリーム(47%) 100cc
澄ましバター 13g
カルダモン 7粒
テキーラ 36g
粉砂糖 少々
無塩バター 少々

こう作りました
1 房からはずした葡萄を洗って水けを取り皮のままテキーラをからませ10分程お きます
2  耐熱皿(21cm丸)にバターを塗ります
3 カルダモンの皮をむいて中の種を取り出し、から煎りしてから小型ミルで粉にします。(イワタニミルサーを使いました。乳鉢で摺ったら30分もかかたっとメールを頂きました。薬研なら1分足らずで出来ると思います)
4 全卵をときほぐし、砂糖、生クリーム、澄ましバターを入れて混ぜます。さらに篩ったチャナベサン(ガルバンゾー、ひよこ豆の粉)を加え混ぜます。葡萄にからまなかったテキーラとカルダモンの粉も加えます
5  耐熱皿に4を少し流し、葡萄を配置してからさらに残りの4を流します
6 天火の中段で30分焼きます。熱ムラがあるので途中で回転します 。ロジエールのガスオーブンですが温度は170度ぐらいでしょうか。さらに粉砂糖をかけさらに10分焼きます

結果は
 粉が40gと多かったせいもありしっかりとした地になりました。カルダモンの香りは相当強烈です。もう少し減らしても良かったかもしれません。粉砂糖はもう少し早くかけるべきでした。10分では十分カラメル化しませんし、合計40分は少し焼きすぎで底が少し焦げてしまいました。やはり少しぬるくなった時が食べ頃、冷蔵庫で一日二日置くと葡萄の果汁が回りにしみ出てまた別の味です。香りも落ち着きます。ぶどうは西洋種のさっぱり系より巨峰のような強い味の方がクラフティにはあうように思いました。