16 Sep 2004 更新     ©Seki Kenichi   Top   Index

クラフティとは 
  クラフティはもともとフランス中部リムザン地方のお菓子で、リムザン地方コレーズ県名産の黒サクランボをクレープの種と共に焼いた物だそうです。現地では地元のサクランボが入っていないのはクラフティでは無いという声もあるらしいですが、ありとあらゆる果物を入れたり、野菜や肉等と一緒に焼いた料理のクラフティのレシピもフランスのサイトでもたくさん見かけます。このサイトでは広ーく広ーく解釈してクラフティを作り食べて行こうと思います。

サクランボのクラフティ(Clafoutis aux cerises)
 クラフティ・リムザン(Clafoutis Limousin) ともよばれる、クラフティのオリジナル、ただクラフティと何も形容詞をつけなければ当然サクランボですよね。サクランボは種を取らないで作るという説も見ますが、フランスのサイトにあるレシピでも取った方がいいんじゃないと書いてある。取らないと水っぽくならずさらに種際がうまいというらしいが、あの堅い種では歯を痛めそう。軸は勿論取りさるよね。サクランボ以外の果物で作る物を現地ではフォルニャルドゥというそうです。

フォルニャルドゥ(Flognarde 又は Flaugnarde)
 
方言なので正書法が決まっていないみたいこの名前でも7000件近くヒットしたがけっこう一般的に通じるのだろうか 。ただ果物のない生地だけのクラフティをフォルニャルドゥと説明してあるサイトもあります。写真のクラフティは正しく言えば”巨峰とピオーネ2種の葡萄の フォルニャルドゥ”でしょうか。洋梨のクラフティ又はフォルニャルドゥをガルグイヨ(Gargouillau)というそうです。この名前でも3000件近いヒットします。似た生地のお菓子にフランス南西部で広くつくられるミアス(Mias)があります。これは生地がもっとモチモチした感じです。