板 取 宿 いたどりじゅく
©Seki Kenichi
板取宿は福井県南条郡南越前町にあり、北国街道の宿場町であった。1579年(天正7)柴田勝家が近江国につづく街道を整備し宿場町となった。1600年前後には関所もおかれた。江戸時代末期には50戸を超え旅籠も7戸あったが、現在は茅葺兜造りの2戸と茅葺入母屋造りの2戸を残すだけである。 泉鏡花の「栃の実」には近頃は板取と書くが村の名には「虎杖村」とあったとある。ここで急な山道で疲れた主人公は山駕籠をやとうのである
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Vol.2
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