バタフライライト butterfly light (硬いライト 正面向き)
ライティングの方法

 顔の正面の上45度ぐらいからライトを当てます。鼻の影が唇の上に左右対称にかかります。この影の形が蝶に似ているとしてバタフライライトというそうです。頬が少し暗くなるのもこのライトの特徴です。顔の個性を選ばず誰でもきれいに撮れるので日本では大流行です。
 ライトの角度が低いと鼻の影が短くなります。その方が現在は多いかもしれません。元々立体感を強調しないライティングですがさらに平板の印象になります。女性の場合はお化粧で立体感をだすのであまり問題ないのかもしれません。
 ライトの角度を高くして影が唇までかかると顔の印象が暗くなるように思います。その時はトップライトという名称を使うことも多いようです。
 ここでは硬い光を使っていますが、柔らかい間接光を使うとさらに無難になります。あごの下にレフ板を入れるのが一般的です。鼻と頬の影が明るくなるのも勿論ですが 、首の影が明るくなりすっきりします。目の中のキャッチライトに上の光源と下のレフ板がはっきり認められます

 

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2005.3.4 V1.0