私の読書 2021年のベスト10
2023.1.31 更新
第1位 |
ラモン・デル・バリェ=インクラン |
醜男のドンファンを主人公にすえ、真面目な不道徳の物語の情熱と空虚さの同居が素晴らしい |
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第2位 |
渡辺 京二 |
2022年に亡くなった渡辺京二の著作は皆面白い、江戸時代の庶民生活の魅力を描いて楽しい
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第3位 |
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「よりそう」ということは実は大変なことなんだ |
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第4位 |
伊藤 聡 「日本像の起源 つくられる〈日本的なるもの〉」 |
令和の時代に語られる日本的あるいは伝統的というものが、本当の伝統なのか。 |
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第5位 |
辻 惟雄 |
日本美術に対する愛がほとばしっていて、羅列な美術史とは全く違う興奮を覚えた |
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第6位 |
加藤 陽子 |
日本とアジア太平洋をめちゃめちゃにしたあの戦争を避けられるチャンスはいくつもあったことがわかる | |||||
第7位 | 篠田 鉱造
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多くの話者からの聞書による明治の世相、お話を膨らましたところも、誇張もあるそうだがとにかく面白い。 高村 光雲「幕末維新懐古談」は座談の名手だったそうでこれまた面白いが、父親のエピソードなどはまさに庶民の知恵を教えてくれる |
篠田 鉱造 |
高村 光雲 |
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第8位 |
「王女クードルーン」 |
中世ドイツの叙事詩、古い物語につきものの過剰さ繰り返しが楽しい | |||||
第9位 |
ウィリアム・ベックフォード
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アラビアンナイトや中世物語のふりをしながらかかれたピカレスク、容赦なさがすごい。造本も素敵。 | |||||
第10位 |
ジョルジュ・シムノン |
シムノンの自伝的小説、少年が市場の中で奮闘する前半が特に面白い | |||||
番外 | ティモシー・ウェア |
違いがよくわからなかった東方正教会とカトリック教会について少し理解できた |
2021 | |||||||||
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